ここ数日間ブログも書かずにいきなり3日坊主かましてしまいました(笑)
どうも、もんちです。
世界同時株安になっていくのか?今後の世界経済を考える!
どうも世界経済の雲行きが怪しいですね。
中国の株安を筆頭に世界各国の株価も下がりつつあります。
日本では日経平均株価が19,000円ラインを割り込んでしまいました。
同時に円相場も高くなってしまい一気に120円前後まで来てしまったようです。
そろそろ円安トレンドも一旦休止みたいな感じでしょうか。
世界各国での金融緩和によって醸し出された景気浮揚
世界各国がデフレの波から抜け出すために数年前から行い始めた大規模緩和。
これによって世界各国は名目GDPからかけ離れた株高を演出していくことになりました。
日本でもGDPの成長率は緩やかなのに、緩和によって株価が沸騰していたということですね。
そして実態経済とは乖離した株価を支えることに無理が生じているのでしょう。
これからGDPに則した株価になっていくのではないかと私は予想しています。
FRBの利上げ観測から落ち着きを無くした世界の市場
先日のアメリカの雇用統計の発表によって、9月の利上げ観測が強まりました。
つまりアメリカ経済が上り調子である印象を与えました。
そこで、景気の過熱を防ぐため、FRBは利上げを実施しようとしています。
利上げは時間の問題と考えられていたことによってドル高になっていたため新興国の資金流出が増えるので新興国の経済は停滞します。
またドル高に連動して原油は相対的に値を下げるので、産油国の経済は鈍化します。
中国の人民元切り下げはこれ以上のドル高に耐えられないから
中国の人民元はドルと連動性があるため、現在のドル高についていけないのではないかと思います。
鈍化した中国の経済成長を支えるため、人民元の切り下げに踏み切らせたのだとみていますが
通貨としてドルとの実力差を考えれば、ドル高と乖離していく人民元では切り下げも仕方のなかったことだったかもしれません。
どちらにしても中国の株安はまだまだ止まらないでしょう。
中国が発表するGDPにも若干の疑問がありますし、情報操作をする国なので、この国の情勢は不安定要素です。
世界同時株安が始まるのか?
結局世界的に株安が連鎖しているわけですが、ついに日本も日経平均が週末に2万円を割り込み、2015年8月24日、19,000を割り込んでしまいました。
近年まれにみる大幅な株安です。
そのため急激に円高が進んでしまい1ドル120円くらいまで一気にきてしまいました。
これは日本円が危機の時に買われる通貨であることも影響していると思います。
ここ2年程の円安トレンドは一旦終了ではないかと思います。
世界経済は現在分水嶺にあると思われます。
ここで踏ん張るか、世界同時株安になだれ込んでしまうか、要注意です。
このままでは世界同時株安の可能性は高いでしょうね。
アメリカは本当に9月に利上げするのか?
そんな中、アメリカの9月の利上げが疑問視されています。
こんな株安状況を見て、利上げに踏み切れるのかといわれれば、難しいのではないでしょうか?
金利引き上げというのは、最初にも述べたとおり景気の過熱を抑える引き締め効果があるわけです。
今まで実質ゼロ金利が続いていた昨今の状況はというのは相当特殊な状況です。
現在の世界各国が行っている金融緩和を続けているなかでも、ドル高が続いているわけです。
これは結局利上げ前から景気の引き締め効果がすでに現れているわけなので
アメリカの利上げの目的がすでに達成されているわけです。
つまり9月に利上げ見送りになったとしても、この経済傾向は続いていくのではないかと思います。
日本円が円高に逆戻りしなければ日本株が相対的に優位になる。
現在の日本経済をけん引しているのは、まぎれもなく円安です。
原油安も企業の決算にプラスに働いています。
しかし人民元の切り下げは今後もあると思いますし、ドル高が続けばアメリカから日本の緩和への圧力も当然あるでしょう。
今後の日本経済がどう転んでいくかは、現時点での急な円高がどこで収まって、120円前後で推移する状況から円安に持っていけるかが焦点だと思います。