最近は友人もほとんど結婚してしまい、パッタリと余興をする機会がなくなってしまいました。
どうも、もんちです。
結婚披露宴の余興ネタって困りませんか?
余興を依頼する側の期待値が高い
余興を頼んで来る友人というのは、結構こちらのクォリティに期待していると思うんですよ。
期待した相手じゃないと頼まないです。
それがプレッシャーなんですけどね。
また招待客というのは親族・友人・会社関連・・・と多岐にわたりますので、老若男女問わずウケるネタを考えがちです。
ですが、そういうネタというのはえてしてつまらない平凡なものになりがちです。
本当に余興ネタって難しいんです。
結婚ラッシュでネタが尽き果てる
友人というのはおおよそ年代が似たようなものですから当然婚期というのは重なりがちです。
結婚ラッシュなんかだと、自分の立ち位置にもよりますけど、余興依頼ラッシュになりませんか?
そうですよね?
え?余興など依頼されなかった?まあそういう人もいるでしょう。
しかし今この記事を興味を持って読んでくれている人ならきっと同じ境遇だろうと推察いたします。
しかも祝儀ばっかりとんでいくし、余興用の小物なんか用意するお金も数が多いとバカになりません。
心にも、財布にも厳しいのが余興依頼というものです。
私の経験をお伝えします
まずは他人の余興を参考にしましょう
やっぱり余興はオリジナルがいいです。
誰もがやるネタではオリジナリティが無いですし、披露宴の参加者たちも「ああ、これね、知ってる知ってる」
となってしまい、目の前の食事に負けてしまいますよ。
食べ物なんかに負けてたまるか!ぐらいの気持ちで挑みたいものです。
ということで、ネタがどうしても浮かばない人のために私がやった余興を参考までにお伝えしようと思います。
当然、私のやったことをマネしても意味ないですからね、インスパイアされてください。
というか私の余興だって誰でも思いついているかもしれませんが、少なくとも、ネタ集みたいなのは参考にしませんでした。
基本的には自分の頭からひねり出したものです。
目的を決めて設定を考える
とにかく余興ですので面白く、そして皆に笑ってもらえることが一番だと考えました。
余興メンバーは全員男でしたが、みんな新郎に思いを寄せる女「新郎(新郎の名前)ガールズ」という設定にしました。
なので当然女装が必要になります。
ベタですが設定上必要でしたので。
女装とはいっても簡単なものにしました。
完璧な女装なんて、時間もありませんし、難しそうですしね。
それに、こういうギャグな設定であるため、完璧な女装は逆につまらなくなってしまうと思ったのです。
なんせ素人ですから、とにかく素人っぽい女装、というか簡単に言えばオネエキャラっぽい出で立ちです。
すね毛モサモサのままでスカート履きます(笑)
しかも私など顎鬚のままカツラかぶりましたけど、このテキトーな感じがウケました。
笑ってもらいたい場合はとにかく人がツッコミやすいスキが必要かと。
あと、友人の一人が仕事の都合で参加できなかったので、その人をなんとか参加させる形を考えました。
その人を「新郎ガールズ」のリーダーという設定にしました。
後述しますが、実はこれが今回の演出をひと捻りできる要素となりました。
多少無理があってもいいので一連の流れを考える
新郎が結婚式を挙げると聞いて駆けつけた女(?)3人組「新郎ガールズ」がキューティーハニーのテーマとともに披露宴に乱入します。
メンバーはそれぞれが自分こそ新婦でしょ!と我先に新郎の元へと駆け寄ります。
女装した汚い男どもが新郎にすごい勢いで近づくのです。
新郎はさぞ怖かったでしょう(笑)
新郎の顔をお尻側にプリントしたブリーフを履いて、ステージ上から挨拶がてら見せつけます。
どっと笑いが起きます。
ステージ上で新郎を巡る女(?)たちの醜い争いが勃発します。
ガールズ達は新郎の横で大人しく座っている新婦に気付きます。
争いをやめて今度は新婦を弄り倒します。
自分の方が新婦として相応しいと言いだしながらもめるもめる!
これも結構ウケました。
そこでいきなり司会から「新郎ガールズのみなさん、リーダーから中継が入っています!」とアナウンスが入ります。
プロジェクターでスクリーンにリーダーの姿が写ります。
当然これは事前に撮影したビデオですが、中継風に撮影編集しました。
欠席の人がいきなりスクリーンに出てきて、新郎新婦はポカーン顔(笑)
そのVTRに映るリーダーが新郎とやり取りをするような演出にしました。
しかし、新郎は当然ネタを知りませんし、意味不明な感じで対応していきます(笑)
新郎と話が噛み合わない感じで、だんだん中継じゃなくてVTRだということがわかるような演出です。
この噛み合わない感じもかなりウケました。
客席から「これ絶対ビデオだろw」とかいう声も聞こえたので、狙いどおりです(笑)
そしてリーダーから新郎新婦を祝福しろと命令が出てガールズ達は渋々従います。
VTRでリーダーの歌が始まります。
この歌は今流行っているアイドルグループの曲をベースに歌詞は完全に披露宴向けのオリジナルです。
これをリーダーにキモい裏声で歌わせて撮影し、プロモーションビデオのようにして振付させて、かわいらしくキラキラに編集したVTRを流します。
リーダーはけっこうキモメンなので客席の女性からキャーキャー悲鳴が起きます(笑)
ガールズも一緒に踊ります。
歌の中に新郎新婦や招待客(会社の上司等)に質問を投げかけて答えさせるような演出も入れておくことによって、会場に一体感が生まれます。
無事VTRが終わり、ガールズ達は新婦のことを認めます。
そして皆で祝福して、最後に新郎新婦にチューさせてハッピーエンドで終わります。
この流れに持っていくのは多少無理がありましたが、こういう場ですので、なんでもありです。
これ、本当にかなり盛り上がりました。
事前準備や小物は頑張って用意する
余興で必要な小物やBGMやVTRなどは頑張って自分で用意します。
BGMに関しては、自分で打ち込んで作ったミュージックでもいいですけど、一般的なのはCD買ってきて使うパターンですね。
ピアノ弾ける人やギター弾ける人がいるのであれば、生演奏するとカッコイイですね。
事前にウェディング会社に赴き、設備や機器の確認をしました。
その器材によって出来ること出来ないことが決まりますからね。
あと、今回用意したのはブリーフパンツ。
まっ白いブリーフを買ってきて、新郎の顔写真を転写用紙に印刷してアイロンプリントしました。
女装用には、ヤフオクでワンピースとカツラを買いました。
リーダーとは事前に綿密に打ち合わせして、秒単位で確認しながら撮影して、だんだんと噛み合わなくなっていくような演出を考えながら撮影して、中継風な編集を加えました。
そしてリーダーを主役にした音楽ビデオを作り上げました。
「それ誰得なプロモビデオだよ(笑)」
「全然新郎新婦の祝いになってないじゃん(笑)」
みたいなツッコミを受けそうな音楽ビデオに仕上げました。
これは動画編集が得意な人にやってもらうといいかもしれません。
そういうの得意な人って一人くらいいますよね?
司会者や音響係との打ち合わせは短い時間でもしっかりやる
余興の進行表を秒単位でしっかりと作っておきましょう。
披露宴が始まる30分以上前に会場に入って、司会者を見つけます。
司会者には余興の進行表を渡します。
また、音響係の人にも同じ進行表を渡して、しっかりと打ち合わせをしておきます。
なるべく司会者と音響係を一緒に交えて話しておいた方がいいでしょう。
特に音響係の人がVTRやミュージックを流すタイミングを間違うと最悪です。
司会はプロの場合が多いので、アドリブも利きますしミスしてもすぐフォローできる人が多いのですが、音響係はウェディング会社の人である場合が多いので、けっこうひどいミスやらかします。
ここでしっかり打ち合わせしてピッタリ息が合った形で余興ができると、北島康介ばりに気持ちいいです。(古い)
多少のミスがあっても適当にアドリブで乗り切る力も必要ですけどね。
計画をしっかり立てていきましょう。
とにかく計画が全てです。
ビジネスにおいても人生においても同じです。
笑いのポイントも事前に把握しておきましょう。
想定外はアドリブで乗り切るしかないです。
そして計画がしっかりしていると、アドリブ後の軌道修正も簡単です。
計画を立てる際には、新郎新婦のポカーンな反応を予測しておくと、スムーズにいかないことが逆に面白くなります。
綿密に計画して、しっかり準備して組み立てた余興は、無駄が無いですし、ダラダラとしたものにもなりにくいです。
計算されてスッキリ組み立てられた余興は、披露宴自体を邪魔しないけど印象に残る余興となるのではないでしょうか。
失礼にならない程度に新郎新婦を弄り倒し、ほどよく客席を巻き込み、祝福としてまとめ上げることを考えて計画しましょう。
参考程度にお願いします
余興ネタを考えていらっしゃる方に多少は参考になりましたでしょうか?
私のプランは万人に当てはまるものではありませんし、無理矢理同じようなことをやってもつまらなくなる可能性もあります。
友人関係を考えたり、新郎新婦と出席者の間柄を考えたりしながらプランを練ってください。
頑張って脳に汗をかいてひねり出したプランはきっと誠意として新郎新婦や親族や友人に伝わるわると思います。
何よりも、新郎新婦のために心を込めてオリジナルで作り出したプランは、新郎新婦の心をつかむこと間違いなしだと思います。
私の場合は新郎がひきつった顔していましたが、新婦はキャーキャー喜んでいました(笑)
友人、親族、会社関係の方々にもすこぶる好評だったようで、余興が終わったあとは代わる代わるいろんな人から話しかけられましたし、何より余興をやっていて楽しかったです。
皆が楽しめる余興をぜひやってみてください。
あ、最後にアドバイスです。
余興を始めるまでに緊張をほぐそうとして酔っ払いすぎないようにしてくださいね。