トランプ政権における2017年のドル円相場

最近もんちは競馬の結果ばかり書いて、ギャンブラーになっちまったのか!?

と思われているかもしれない木曜の昼下がり、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

【2017年】ドル円は円高になると予想します

実はもんち、海外のFXブローカーにPAMM口座を持っておりまして、そこにドル建てで資金を運用しております。

PAMMって何?って人は下記リンクを読んでみてください。怪しいサイトじゃないです(笑)

(参照:PAMMとは?

きっと優秀な嗅覚を持つアナタでしたら、さらにググってPAMMにまつわる詐欺まがいの情報をザーッとサルベージしていることでしょう。

日本国内でPAMMを運営するのは違法ですから基本的には海外です。

これだけグローバル化された社会において、こと金融においては日本は鎖国状態ですので、「海外」と聞いただけで「詐欺」と疑ってしまうアナタにはちゃんとリスクに対する考えがあるということ。

それはそれで素晴らしい。

しかしながら、「海外」=「詐欺」と決めつけるのは早すぎます。実際に私は過去に1度だけですが年利100%を超えるPAMMに出会ったこともあります。

そりゃ成績は安定しておりませんが、そこは5年以上の運用実績があって、平均で見ても年利30%近いスコアを出している優秀なPAMMです。

もちろん金融庁の監視があるので誰にもお教えすることはできませんが、気になる方は自分で探してみてください。

くれぐれも、悪質な詐欺には引っかからないようにしてくださいね。

ドル円相場を大統領選挙から考える

そんなドル建て資産を円転するタイミングを年末あたりからソワソワしながら見ていたもんちです。

去年11月の大統領選挙の結果次第でドル円相場がどう転ぶかわからない状況でした。

当時トランプ候補が勝つなんて思っていた人は少数派でして、日本のメディアで常々トランプ氏が勝つと明言していたのは木村太郎氏(木村太郎 (ジャーナリスト) – Wikipedia)だけだったと思います。

まあこの人の予測はどうでもいいとして、私が重要視したのはどちらの候補がが当選したらドル円はどうなるのか?

その1点に尽きました。

仮に民主党クリントン陣営が勝てば、オバマ政権の政策路線をほぼ踏襲する形で手堅く政権運営をしていくはずです。

その場合、ニューヨーク市場は安心感に包まれ、ドル高要因、もしくはレート維持となるはずです。

また共和党トランプ陣営が勝てば、選挙戦から保護主義発言を好き放題喋っていましたので、失望のドル売りが起こりドル安要因になると思われていました。

簡単に示せば

  • クリントン氏勝利 → 円安ドル高もしくは同レート維持
  • トランプ氏勝利  → 円高ドル安

非常に簡単な図式でした。

こんなわかりきった展開が来るならば開票速報を見ながら、もしかしてトランプ氏が勝ちそうならトレードでもするかと思い、スタンバることにしました。

トランプが勝ちそうなら、為替が円高に傾く前にショートポジションをとろうという作戦です。

日本時間で2016年11月9日午前、アメリカ大統領選挙の開票速報が全世界で放送される中、もんちも仕事しながらインターネットで見ていました。

確かその時のレートは1ドル104円か105円あたりだったと思います。

開票作業が進み、次第にトランプ候補の優勢が伝えられ始めます。

為替が円高に動き始めました。

よっしゃ、これなら儲かるはず!と1ドル103円を切ったあたりでショートポジションを構えます。

あり得ないだろうけど保険のため、一応逆指値を103円にセット。

100円で決済するように指値セットしておいた。

昼前になり、1ドル101円まで下落。

予定通りすぎて怖い。

仕事をこなしそのまま定時に仕事を終えました。

とりあえずインターネットでニュースを見る。

トランプ大統領が当選というニュースが躍る。

予定通り!

そしてとりあえずトレード画面見ると・・・

ファ!?

103円で決済されとる…!

最初意味が分かりませんでした。

トランプ大統領誕生が確実視され、トランプ新大統領の政策期待に市場が落ち着きを取り戻したためのようです。

ショックでしたね・・・。

そのままドカーンと100円切ると期待していたので。

逆指値103円入れといてよかったですけど。

当選後のトランプさんの勝利宣言での耳当たりの良い言葉など政策期待でそこからご祝儀相場が始まり一気に円安。

米利上げは織り込み済だったため、その影響はほぼ無かったけども、その流れのまま今年に入って正式に大統領に就任後今まで続いた形で、現在1ドル112円~114円あたりをウロチョロ(2017年2月現在)

そして2017年のドル円相場はやはりトランプ大統領の政策次第でしょう。

トランプ大統領の政策を考えるとドル円相場がみえてくる

ということで、今度こそ本気でドル建て資産を円転しようと企んでいるのには理由があります。

それはトランプ大統領の掲げる政策にあります。

それを知るには、彼がなぜ当選できたのか?を考えなければならないでしょう。

選挙戦のころからトランプさんは常々言っておられました。

  • 移民や不法滞在者等の安い労働力に、白人のブルーカラー層は雇用を奪われている。
  • アメリカは膨大な貿易赤字で不均衡な貿易をしている。

極論で言えば、トランプ氏は「雇用を国内の白人ブルーカラー層に取り戻す」と言って、支持を集めて当選したわけです。

白人のブルーカラー層の仕事って何ですか?

それはアメリカ国内の製造業の人員ですよね?

つまり、国際舞台では競争力のなくなったアメリカの工業製品などを海外に売りさばいて貿易黒字にし、雇用を拡大するんだい!と言ってるわけです。

しかしアメリカの失業率は2016年6月時点で4.9%、これは完全雇用状態といっても過言ではない数値です。

20世紀の英国の経済学者、ウィリアム・ベヴァリッジは3%の失業率をもって完全雇用であるとした。他の経済学者は、それぞれの国、時期、また個々の経済学者のもつ政治的立場によって異なるものの、おおむね2%から7%の失業率を完全雇用としている

(参照:完全雇用 – Wikipedia)

ということは、トランプさんが言っていることは、アメリカ人に雇用を取り戻すというよりは、今後アメリカの景気が良くなった時に仕事目当てにジャンジャン入ってくるかもしれない移民やら不法入国者を壁でブロックして、今現在の白人ブルーカラー層の数を維持して彼らの給与を引き上げる政策をとる!と言っているんだともんちは感じました。

こんなことしたって、アメリカ製品の質が向上するわけでもあるまいし、グローバルに売れるものってのはそれなりに理由がありますからね。

たぶん売れないでしょ(笑)

しかし、トランプさんは、アメリカ製品が売れない原因はドル高にこそある!と思いこんでいます。

確かにそれは一理あります。

自国の通貨高は輸出メーカーにとっては打撃です。

日本も数年前に辛酸をなめましたしね。

今思い出しても日本の輸出企業はよく耐えたと思いますよね。

実際にそれでも売れる力があったのは、品質があったからだと思いますが。

横道にそれましたが、結局トランプさんの政策を押し進めるにはドル高では困るんです。

ドル高ではトランプさんが一番保護したい白人ブルーカラー層を守れないわけですよ。

だってトランプさんは白人至上主義だから。

おそらく今後トランプ氏は本気で国内需要を喚起するために、インフラ整備などの財政出動を行い、減税を実施するでしょう。

そして貿易においては、各国の通貨安を批判し為替を間接的にドル安にもっていき、アメリカ製品を世界に売りさばくつもりです。

ジャイアン的なアメリカは違う学区のガキ大将である中国が言うことを聞かないのは仕方ないとあきらめるかもしれませんが、同じ学区のいじめられっ子のび太である日本にはしっかりと円高容認を要求してくるでしょう。

第二次世界大戦以降、アメリカの言うことには逆らえない日本は、あれよあれよと円高に傾いていくのです。

だから、その前にドル資産を円に換えて、円高局面でまたドル資産に戻そうというのがもんちの考えです。

そのために今が一番かどうかはわかりませんが、かなりのドル高水準とみていいのではないでしょうか?

今現在がほぼ天井だと勝手に予測しています。

ドル資産を円に換えるのは今がチャンスだともんちは一人思うのでした。

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