壁付けの本棚をDIYしてみる

子供が大きくなってきて荷物が多くなってきたそこのあなた!

狭い2LDKのマンションに無理やり4人家族で住んでいるそこのあなた!

そして何よりも家具を買うにもお金がなくて困っているそこのあなた!

そんなあなたに朗報です♪

壁付けの本棚を自作しましょう!

というわけで早速自作することにしたもんちですが、今回の材料は何にしようかと迷っていたところ

カインズホームで桐が安かったので迷わず購入。

まあ集成材ですけどね。

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長さ1820mm、幅300mm、板厚13mmです。

桐は加工しやすのですが、柔かいし、脆いし、本棚として使うには不適合な材料です(笑)

強度的に不安を感じたので、棚板の取り付け方を工夫することにしました。

壁に棚柱を取り付けて、そこに棚受金具で固定する方法です。

↓こんなのです。

 

↓他にも長さがいろいろです。Amazonでたくさん売ってます。

ロイヤルの棚柱の長さ違いでいっぱい売ってます。

これを普通に壁に取り付けるには、石膏ボードの裏に隠れている間柱を見つけて、そこにビスを打ち込む必要があります。

石膏ボードだけだと確実に重さに耐えられません。

そこで、↓このような下地探し用の器具でブスブス刺して探します。

 

もちろんこんな↓高度なものもあると確実です。

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【シンワ】下地センサー HG 78577
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ところでですね、石膏ボードの上から直接棚柱を取り付けようと思って仮止めして気付いたことがあります。

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棚柱を石膏ボードの上に取り付けると、このように飛び出してカッコ悪いです。

それに何枚もある棚板を柱に合わせて切り込みを入れるのもめんどくさい。

そこで無い頭を絞って考えました。

もしかして・・・石膏ボードを切り抜いて埋め込めばツライチになるんじゃないか!?

そんな思惑がよぎり、棚柱の奥行きを測ってみることに・・・。

なんとも偶然の一致か、一般的な石膏ボードの厚みは12.5mm、棚柱の厚みは約13mm。

今回は石膏ボードを切り抜いて、棚柱を埋め込むことにしました。

何ごとも下調べが大事なんです

まずは下地センサーなどで下地の位置を確認して取り付ける場所にマーキングします。

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順調に石膏ボードを切り抜いていきます。

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カッターで少し力を入れればこの通り簡単にくりぬけます。

ちゃんと下地になっている間柱が見えますね。

ところが・・・

半分くらいくりぬいたところで異変が・・・

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え?あれ?

下地が途切れてるし・・・汗

ヤバイです。

ヤバいです。

ここまで切り進んで今更!

どうやらこの下地、この壁の反対側のクローゼットの補強材だったようで、上部にしか入っていませんでした。

はっはっはっは!

DIY初心者の皆様、下地確認は上から下までしっかりやりましょう!

はっはっはっはっは!

さて、笑ってもいられないので作戦変更です。

いろんな可能性を考慮したコンティンジェンシープランが必須ですね。

っつーことで、とりあえずテキトーにシリコンか何かで補填してそーっと壁紙を張り付け戻します。

いいんです、どーせ荷物を収納したら殆ど見えなくなるんですから。

そしてもう一度しっかりと下地を探して今度こそ切り込みを!!!

しかし!

今度は石膏ボードを張り付けているタッカーが邪魔をする!

考えてみりゃそうだわ。

間柱に合わせて石膏ボード貼ってあるんだからそこがボードの境目なはずだわな!

ということで石膏ボードを切り抜くことは諦め、かっこ悪い飛び出した形で棚柱を取り付けました。

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最初に切り出した石膏ボードが無様ですが、いいんです。

巾木の部分に一工夫

さて、そんなわけで今度は桐板の加工に入ります。

まず、壁付けというからには、壁にピッタリ沿わしたいですよね?

そこで邪魔になるのが壁の一番したにある巾木です。

どんなお宅でもこれが5ミリくらい飛び出しているわけです。

既成の家具とかはこの巾木が邪魔で隙間が開いてしまいますよね?

そりゃたまに巾木に考慮した家具もありますけど、巾木の幅って家によってマチマチで

ジャストサイズに加工できるのがDIYのよいところ。

早速、枠になる板に切り込みを入れます。

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ヤスリ掛けは便利な電動工具で!

枠板と棚板を塗装作業する前に、塗装の前処理として、ヤスリ掛けします。

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ヤスリ掛けするのに、あなたは紙ヤスリで行いますか?

もちろんそれでもいいでしょう。

しかし、やすりって、手作業では時間がかかってしまいますね。

ここでひとつご紹介したい電動工具があります。

僕はこれ買ってよかった!と思った道具です。

マキタの充電式ランダムオービットサンダ14.4V及び18V

これは優れモノですね。

実はDIYにおいてヤスリ掛けというのは重要な作業です。

塗料の種類にもよりますが、そのまま木材に塗装するとケバ立ちます。

特に家具を作る場合においては、手触りというのは最重要課題です。

そして紙やすりの場合、人の手で行うため、ムラが出やすいのと、結構な重労働です。

下手すると腱鞘炎になったり腰を痛めたり、いいことありません。

なので、こういった便利道具は買うべきですね。

しかもマキタのコードレスシリーズのいいところは、バッテリーの使いまわしができること。

電圧違うといけませんが、同じ電圧で道具を揃えるならば、本当に便利です。

私はインパクトから14.4Vで揃えてしまったのですが、まだ持っていない方には18Vをお勧めします。

18Vはパワーが格段に違います。

インパクトドライバとサンダは持っていて損は無いと断言しましょう!

塗装とヤスリを繰り返す

さて、ヤスリ掛けが終わったら、次は塗装です。

なるべく自然な仕上がりにしたいけど臭いのは勘弁と考えたところ、こんな商品を見つけました。

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色はライトオークを選びました。

水性の塗料です。

この塗料のいいところは、ステイン仕上げなので木目を活かせるところですね。

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ほら、桐の木目がしっかり残っています。

まあ集成材ですけどね。

これで乾いたらもう一度サンダで研磨して、重ね塗りします。

するとツルツルの棚板&枠板の完成です。

最終組み立て

枠板を組み上げます。

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上下の棚板を直接ビス止めして四角の枠を完成させます。

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そして例の切り込みを入れた巾木部分ですが

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この通り巾木の部分もピッタリ!

ただし、このままだと枠はめっちゃグラグラです。

そりゃそうです。

1.8メートルも高さがある枠を4点でしか留めていないのですから。

ところがですね、ここに幅がピッタリの棚板をはめ込むと・・・

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結構しっかりします。

グラつきもほとんどありません。

念のため上部にL字金具で補強し、後日、中央あたりに枠に直付けの棚板を増設しようと思っています。

 

どうでしょう?意外に高級感のある本棚になったと思いませんか?

桐なので、今後の耐久性に不安はありますが、とりあえず壊れるまで使えればと思います。

しかし13mmという薄い板なのに、棚受け金具で固定すると意外にもしっかりします。

 

最後に注意点をひとつ。

今回のように石膏ボードの上から棚柱を取り付ける場合、ビスは長めのものを使用しましょう。

石膏ボード12.5mm、棚柱13mmですので、下地に届かせてしっかりホールドさせるには最低でも35mmの長さが必要だと思います。

あと、棚に乗せるものがあまりにも重量がある場合、その重さで棚柱が石膏ボードにめり込んで崩れてしまうかもしれません。

その対策としては背板を壁に貼り付けてその上から棚柱を取り付けるようにしましょう。

 

ということで、お金は無いが時間がある人はぜひDIYに挑戦してみませんか?

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