椅子の座面の張り替えをDIYしてみた

どうも、ぎっくり腰で立てやしねぇ、もんちです!

以前お伝えしたブログで書いたマニアックな家具屋(参照:名古屋で一流メーカーの家具を最安で買う方法)で購入した

ナガノインテリアのダイニングチェア。

既に購入して6年あまり経過したところ悲惨な状態になっていました。

座面の張り替えをDIYしてみる

購入したばかりのとき↓(メーカーホームページより)

現在↓

座面はファブリック素材が故、擦れてボロボーロ。

たまに友人が我が家に来たりすると恥ずかしゅうて恥ずかしゅうて…

見て見ぬ振りをしていたのですが、ついに下地のウレタンスポンジが顔を出すに至り、張り替えを決意した次第です。

メーカーで張り替えは高い!

この椅子は座面だけを取り外せるタイプなので、椅子をまるごと輸送するよりは往復送料が安く済みそうなので、まずはメーカーに聞いてみた。

張り替え料金はなんと・・・

1脚あたり13,000円との回答が・・・

た、高い!

聞くところによると、布地やウレタンの張り替えというよりは、座面交換対応になるらしいです。

(なぜ座面交換なのかは後で理由がわかりました)

そこで、張り替えをやってくれる業者をインターネットで探すことに・・・。

ぱっと見つけたのがこちら

座面張替え.com

ソフトレザーで1脚あたり1,800円~だと。

ファブリックだと2,000円~になるそう。

色、柄が選べる場合は2,500円~ということです。

しかしネックは生地を直接サンプル等で確認できないこと!

生地の素材感や色合いや厚さなどはWEBではわからんげ。

これは痛い。

あとウレタンの交換は1脚1,000円

まあとにかく計算してみるか。

ファブリックで色柄選べる2,500円

ウレタン交換1,000円

これを4脚分で14,000円

返送送料1,500円

合計15,500円

こっちから送る送料は別なのでプラスα

まあ、メーカーで交換品を買う場合に比べれば安いものだわな。

しかし、もっと安く、自由に選択したい!

何よりも納期が3~4日ということで、椅子がない生活は結構困る!

そういう判断に至り、結局自分でやることを決意する(笑)

座面張り替えに必要な材料

  • 張り地
  • ウレタン
  • 不織布か布(裏面が貼ってある場合)

生地は繊維産業の地、愛知県一宮市の尾州ブランドを、色は濃いめの紺色。

一度サンプル見たいので、サンプルを送ってもらってから注文することに。

↑140cm×100cm 2,209円 楽天で購入

 

ウレタンはちょっと高反発の安いチップウレタン1cm厚と高価な低反発ウレタン1cm厚を重ねることに。

↑チップウレタン 560円 楽天で購入

↑低反発ウレタン 2,460円 楽天で購入

 

これで以前より座り心地のよい座面になるはず。

そして、材料が揃った!

ちなみに椅子の裏面が布や不織布で覆われていて、らそれも張り替えたい場合は必要に応じて買いましょう。

もんちの椅子は裏面が不織布だったのですが、新しく買ってカットするのが面倒だったのでそのまま再利用しました(笑)

座面張り替えに必要な器具

  • ステープル外し(リムーバー)
  • ニッパーかラジオペンチ
  • タッカー
  • ステープル

生地を貼り付けているステープルは意外とガッシリ打ち込まれています。ステープル外しがあった方が無難でしょう。
もんちは買わなかったことで後悔することに・・・・。

ステープル外しがあると作業が捗ります。

■ステープルリムーバー

■ラジオペンチかニッパー

ステープル外しだけではステープルを外しきれません。

ラジオペンチとかニッパーで残りの処理をします。

■タッカー

生地を座面の芯材(ベニヤ板)に貼り付けるためにタッカーと新しいステープルが必要になります。

中にはプロ用の打撃力の強いものもありますが、これくらいのホビー用で十分でしょう。

■ステープル

布地の貼り付けに使う量が半端ないので、ステープルはたくさん用意しておきましょう。

座面の張り替え作業

さあ、早速張り替え作業だ!と思い立って23時ごろから作業を始める(笑)

  1. 椅子から座面を外す(外せる場合)
  2. 裏面を覆う不織布を外す(覆われている場合)
  3. 古い張り地を外す
  4. ウレタンを外す(ウレタンが貼ってある場合)
  5. 座面芯材に合わせて新しい張り地、ウレタンを切り抜く
  6. ウレタンを貼る
  7. 新しい張り地を貼る
  8. 不織布を貼る
  9. 椅子に座面を取り付ける

まずは座面を外す作業に・・・。

椅子の裏面を見ると、座面が2か所のボルトで留っているようなので、これを外します。

簡単に外れますたw

そして裏面を覆っていた不織布を止めているステープルを外して外そうとしますが・・・

硬い!

ラジオペンチやらニッパーではなかなか滑ってステープルを抜けない。

マイナスドライバー差し込もうとしても、ドライバーの先の方が分厚くて隙間に入らないし。

あー、ステープルリムーバー買っておきゃよかったー!

完全に誤算でしたね。

何かいいものは無いかと家の中を探し回った結果、救世主が現れます。

そう、ホチキス。

ホチキスって、お尻のところにリムーバー付いてるじゃないですか。

これ、ホチキスの芯だけじゃなく、タッカー用のゴッツいステープルもイケるんです。

これでなんとかクイクイとステープルを外しまくり、不織布を外します。

ん??

んんん???

割れとるがや!

そーか、なるほど!

メーカーが座面交換対応になる理由がわかった。

こうなっていることを予測していたんだな。

ううむ、どうしよう・・・と一瞬躊躇したけども、もう後には引けない。

ってか、たぶん強度的に問題ないでしょ。

割れてるの表面だけみたいだし。

ベニヤだから何層にも張り合わせているだろーし。

というわけで芯材はそのまま再利用することに(笑)

そして、古い張り地を剥がすためにステープルを外しまくります。

ハァハァハァ・・・格闘すること約30分。

やっと全部のステープルを外すことができた。

強敵だった。

1脚の椅子にどんだけステープル嵌めとんねん!

まあいいや、とりあえず先を急ごう。

古い張り地と古いウレタンを外す。

緑色に見える部分はカビじゃないよ、ウレタンを張り付けていた接着剤の跡だよ。

続いて生地やウレタンの型抜きをする。

まずはチップウレタンを座面に合わせてマジックペンで輪郭を描く。

そして切り抜く。

そのチップウレタンを低反発ウレタンにあてがって、3cm~4cmくらい大きく型をとってもくもくと切り抜く。

なぜ低反発ウレタンを少し大きめに切りぬくのかというと、座面の芯材(ベニヤ)のサイドも覆うためです。

なので板の厚みを考慮しています。

これらを4脚分処理しました。

さて、ここで眠くなったので、この日の作業は終了。

翌朝

布、ウレタン、芯材の順に下から重ねていきます。

綺麗に重なったらタッカーで四隅からステープルを打ち込んでいきます。

そして、引っ張りながら細かくヒダを作って表面がしわにならないようにタッカーでステープルを打ち込んでいきます。

よく頑張った自分!

そして再利用の不織布を張り付ける。

おお!それなりに見える!

座面を椅子に取り付けする。

完成!

もっかい見比べてみよう。

うーん、いい仕上がり。

まるで新品みたい。

座面のひび割れは見なかったことにしよう。

今まで人が来るたびに恥ずかしい思いをしていた椅子ですが、これでまた堂々と呼べるようになりました。

まとめると

材料費

張り地:2,209円

チップウレタン:560円

低反発ウレタン:2,460円

不織布(再利用):0円

ショップ2店舗分送料:1,400円

合計:6,629円

 

作業時間

1脚平均45分×4脚=180分(3時間)

 

金額的には、工具を買い足さなくても良かった分、安く済みました。

時間が結構かかったので人件費分を考えれば、専門業者さんに出してもいいかもと思いましたけど、自分で見て触って自由に生地を選べてというのを考えるとDIYに軍配が上がるかな~と思いましたね。

座面が取り外せるタイプの椅子は張り替え、簡単ですよ!

ぜひやってみましょう!

2 COMMENTS

まめお

張り替え成功お目当てございます

私なら不器用なので修理依頼してしまいますね

こういう記事も面白いですね

ギックリ腰お大事にしてください❗

返信する
もんち

まめおさん、コメントありがとうございます。

基本的にはDIYネタが好きなんでついダラダラと書いてしまいます。
ジャンルを絞らないごちゃまぜブログなんで読者さんも増えない状況です。

1脚目は勢いでダーっとやっちゃったんですが、2脚目以降は気持ちがダレてきて、業者に任せればよかったと少しだけ後悔しました(笑)

ぎっくり腰は人生初でしたので、いい経験になりました(笑)

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